長期修繕計画

最近は、建物の修繕に関する問い合わせがあります。 事務所を長く運営しているからかもしれませんが、それ以上に建物を大事に使いたいということです。 表のも記載したように、建物も20年過ぎてくると、いたる所に手が加える必要が出てきます。また、その費用の年々多くなります。 普通は問題が出た時、その度に施工業者が手直しをしてきました では、設計事務所が入るメリットは? ①既存の更新ではなく、長期的な維持管理を目的とした提案 ②竣工時のスペックではなく、現在の問題を考慮した上での設計提案 ③工事だけではなく、構造、法規、防災など総合的に検討した提案 ①~③は工務店でも設計部が付けば出来ます(設計料は何らかの形で含まれます) ④施工業者に縛られず、コストの検討が出来て、かつ工事の透明性を担保できます。 最後に、建物をつくることは、私たちの喜びですが一方、建物を長く愛して頂くのも大事だと考えております。 それは、45年以上、事務所を運営してきた先輩方から感じた事です。

コンプライアンス -小規模な増築と改修

クライアントから軒下を部屋にしたいとか、屋上にプレハブを置きたいといった相談を受けます。 その時、面積が小さいから届出はいらない? プレハブだから仮設だから届出は必要ないと思われています。 届出は別として、建物の安全性は? 防災の検討はしなくて大丈夫ですか? 実際には、軒下は1階であれば構造はクリアーしますが、壁で造ってしまえば建物の一部となり、耐火性、換気、採光といった環境面も考えなくてはなりません。 また、プレハブであっても屋上に置くとなると構造(荷重、地震、風圧力)の検討が必要で、一般的には不可になります。 このように、届出以前にコンプライアンスの観点からも検討が必要です 実際、小さな増築であっても、建築法的には都市部では、10㎡を超えると届出が必要です。それ以外でも、消防法、バリアフリー、ハートビル、省エネ、各自治体の条例の検討が必要になります。 もし、事故や問題が起きた時は、責任の大きさ、保険の対象外、または建物の使用禁止といったリスクは昔と違って多くなっています。 以上、諸々の検討して届出が必要なくても、実際の担当官によってかなり違うので、必ず相談に行きます。そして、最後に”そちらの責任でお願いします。”と責任を振られます。 どちらにしても、行く時は施主の不利益を考えていかないと後で大変になるので、そこが気を遣うところです

構造 住宅の基礎を考える (3) -鋼管杭

鋼管杭を10m打ちました 工事費も100万以上アップでも、安心もアップ! 写真は杭を打った後のものです、ビルではやるけど木造2階建てでは初めてです 実際採用したのは、鋼管杭です。理由としては敷地はが狭いので杭を打つ機械が入るかで決まりました。 写真の中に水たまりが見えますが、真夏でも少し掘るとすぐ水が湧きます このあと 工事は、2010年に竣工、翌年2011に震災があり、近所でも一部破損した建物もありました。 お施主さまとやって良かったね!と喜ばれました。 工務店とも異口同音、やって良かったと胸をなでおろしました。

構造 住宅の基礎を考える (2) -地質サンプル

スウェーデン式サウンディング試験  (地盤調査) 地質試験のサンプル採取した写真 パイプを打ち込むと自沈していき、写真のサンプルは地表から2m付近ですが、水を多く含んだ腐植土でガマの穂がまだ形状を残していてすごい悪臭がしました。 既存の建物がよく30年以上保ったと思いました。でも近隣をみるとブロック塀が傾いていたり、家が微妙な状態でした。 まるで、豆腐の上に家を建てているようなもの。でも、既存は平家だからOKでした? 実際、建築条件に平家までという条件があり、理由を尋ねると地盤が悪いからというのがありました。 埼玉の南部は、川が幾度か川筋を変えたりとか、千葉の一部には小さな沼を埋め立てたのが原因で、時々このような事があります。 前の会社が、測量と地質コンサルティング会社でしたので、経験が生きました・・

構造 住宅の基礎を考える (1) -地質調査のみかた

近年では、住宅でも地質調査を求められることが多くなってきています。 その要因として ①地盤支持力の確認厳格化・・耐震性や木造3階建ての為、 ②長期の地盤支持力に関する検証・・不等沈下、圧密、液状化 ③施工に関しての信頼性の担保・・適正な基礎の選定 などが考えられます。では、昔はどうか? 大工さんや、職人任せで当然、地質の知識などはないので経験頼みでした。なかには鉄筋が入って無いものもありました。 それでは、適正な基礎の選定とは、地盤の支持力に応じて次のようにまとめられます ①支持力-大  布基礎 (通常の基礎で逆T型で基礎の幅は60cm程度) ② 〃  -中  ベタ基礎、布基礎+地盤改良(土にセメント粉をまぜて地表2mほど撹拌) ③ 〃  -小  ベタ基礎+地盤改良 ④ 〃  -無し 杭+基礎(ビルの構造と同じ) 資料は、スウェーデン式サウンディング試験で主に住宅に用いられる簡易式の地盤調査です。 注目するのは、N値です。これは地盤の支持力を示すので、近年では世界でも用いられる指標です 目標とするN値は5程度ですが、深さ10mになります。 ただ、地盤改良では10mまで届かなしい。また、中間の地質が腐植土で腐食が進むと沈下が予想できる。加えて、地下水位が地表付近まであり、地盤はプリン状態で長期的には圧密性の沈下が懸念され、短期的には、地震による揺れが大きくなると想定されるます。 結果として、基礎は杭を採用することになります。 ただ、施主は、100万ほどの追加負担と、近所では地盤改良で済ましているので過剰な構造ではないかということで、なかなか了解して頂けませんでいたが、よく必要性説

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