コロナ禍での建物内換気


コロナ禍において、病院の性質上一度ウイルスが持ち込まれるとコロナウイルスの性格上、感染を抑えるにはかなりの時間と労力が必要となります

ただ、院内感染はコロナ以外にもインフルエンザ、ノロなどがありますが、他と違い、空気感染に近い飛沫感染をおこし、潜伏期間が長い為に感染経路が掴みにくいことです


建物に求められるものとして

①感染エリア分離の明確なゾーニング

②換気の問題です

特に換気の質についてお話ししたいと思います

建築では換気の方法によって3種類に分けられます。

第一種換気

給気と排気を機械で行います。大きな施設に採用され、そこに温度や湿度を調整する外調機を組み合わせこれをダクトで結びます

写真:第三種換気(熱交換型換気扇)


第二種換気

給気を機械で行い、給気の押込む力で排気します。他の部屋より押込む力が大きいと陽圧と呼び、他の部屋からの空気の流入を防ぐ作用があり、クリーンルームなどに採用します

第三種換気

第二種の逆で、主に住宅に採用されトイレ、台所といった局所換気に向いており、汚れた空気が他の部屋に広がらない作用があり、二種とは逆にこれを陰圧と呼びます

換気回数と新鮮空気

建築基準法で明記されている換気回数(一時間あたり部屋の空積の入れ替え回数)はシックハウスの0.5回/hのみで、住宅においては窓による換気で十分で数値化されていません。病院などの大型施設でも多めで1~2回です。トイレでも5回程度です

 空気の質については、多くのビルなどは省エネのため、循環式の空調システムで半分を捨て半分を新鮮な空気を入れています、お風呂のような源泉かけ流しでも消毒しているわけではないので空気の質については問題があります。但し、それもダクトによって計画された換気システムを用いないと淀みが出来て意味がありません

 家庭用エアコンなどで換気をうたっているものもありますが0.5回程度ではCO2対策になってもビル管法が示す一人あたり30㎥には届きません

病室の換気改修

最後に、多くの施設では第一種換気+外調機はコストが掛かる為、運転をやめたり機能を一部止めたりして問題になっています。その為、写真に載せたのは最近病室の改修に採用した熱交換型の換気扇(ロスナイ)は熱交換をして換気ができるため省エネや陰圧や陽圧のコントロールなどに利用でき、既存の改修が簡単できます



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